COLUMN — AI入門

建設業のAI導入、
最初の1業務はどう選ぶ?

AIを使ってみたい。でも、日報、写真整理、請求処理など、候補が多くて何から手を付けるべきか分からない——そんな建設会社向けに、最初に試す1業務を選ぶ手順を3ステップでまとめます。紙とペンがあれば、今日から整理できます。
01

「全部」を狙わない理由

最初から複数の業務を変えると、作業時間が減った理由や、逆に手間が増えた原因を切り分けにくくなります。まず1業務で試せば、「月に何時間減ったか」「確認作業が増えていないか」を比べやすくなります。

最初の候補にしやすいのは、①手順がある程度決まっている ②処理結果をあとから確認できる ③担当者の経験や、その場の判断に頼る場面が少ない——この3条件がそろう業務です。そろうほど、小さく試して効果を比べやすくなります。
02

私たちの場合——領収書仕分けがこの3条件に当てはまった

私たちの会社(内装金物の施工)では、領収書仕分けがこの3条件に当てはまりました。2026年1月から6月までに扱った領収書は、合計400件です。同じ仕分け作業を比較したところ、1か月あたりの所要時間は約3時間から約20分になりました。
03

あなたの会社の最初の1業務を選ぶ3ステップ

紙かメモを用意して、次の順番で候補を絞ってみてください。

STEP 1
5

棚卸し

先月を振り返り、毎週または毎月繰り返した事務作業を5つ書き出します。例えば、日報の整理、写真の分類、会議メモ、領収書仕分けなどです。

STEP 2
10

採点

5つの業務について、「手順が決まっている」「処理結果をあとから確認できる」「その場で人が判断する場面が少ない」の3項目を○△×で採点します。

STEP 3
5

候補を1つ決める

○が最も多い業務を1つ選び、「今どれくらい時間がかかっているか」をメモします。この数字が、試したあとの効果を比べる基準になります。

3項目すべてが○になる業務がなくても問題ありません。まずは○が2つあり、×がない業務を候補にします。判断に迷う場合は、担当者しか処理できない業務より、手順を他の人に説明しやすい業務を優先してください。

判断基準をさらに詳しく知りたい方は、前回・前々回の記事もあわせてご覧ください。

04

まとめ

最初から会社全体を変える必要はありません。まずは毎週繰り返している事務作業を5つ書き出し、3つの条件で比べてみてください。最初の候補と、現在かかっている時間が分かれば、小さく試す準備は整います。

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NY

中芝 悠太

営業 / 現場代表

内装金物の職人として現場に立ちながら、昼は現場・夜はAI。自社の事務を約9割削減した実体験から、このチームを立ち上げた。現場の話が通じる窓口担当。

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自社だけでは見分けにくい方へ。

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